看護部の紹介
看護部長挨拶
大阪複十字病院理念のもと、看護部の理念は「患者さんの人権を尊重し心のこもった質の高い看護を提供します」と掲げています。理念実行にあたっての基本姿勢には「温かい笑顔と声で挨拶をする」、「相手の話に耳を傾ける」、「相手の身になって考える」、「優しく思いやりの心を伝える」としています。この基本姿勢に加え、看護の専門的知識を以て患者さんを捉え、患者さん一人一人の身になり専門的知識と技術を駆使して看護を実践できる看護師を目指しています。
結核をはじめとする呼吸器疾患患者さんが多く来院される当院では、結核、呼吸器疾患看護は看護部の大きな使命であると考え、最新の知識と技術を習得し、自信を持った看護が実践できるよう日々研鑽を重ねています。また、安心で安全な看護が提供できるよう多職種とも一丸となって取り組んでいます。
看護部長 石原 澄子
看護部理念
『私たちは、患者さんの人権を尊重し、心のこもった質の高い看護を提供します』
理念実行にあたっての基本姿勢
- 1. 温かい笑顔と声で挨拶する
- 2. 相手の話に耳を傾ける
- 3. 相手の身になって考える
- 4. 優しく思いやりの心を伝える
看護部方針
- 1. 地域の皆さんから信頼される看護を実践します
- 2. 安全で安心な看護を提供します
- 3. 他職種と協働し、患者さんと共にチーム医療を提供します
- 4. 地域との連携を密にし、看護活動を通じて地域に貢献します
- 5. 健全な病院経営に積極的に参画します
- 6. 看護の専門職として自主的に自己の能力開発に努めます
看護部目標(2023年度)
(1)病棟毎の特殊性を理解し円滑なベッドコントロールを行い
病院経営に参画します。
- ① 空床を減らし患者を断らず受入れできるベットコントロールを行う
- ② 病棟機能と受入れ患者を明確にし、病床機能に応じた看護が実践できる
(2)安心、安全で信頼される看護を提供します。
- ① リスク感性を高める
- ② 安全に配慮した療養環境の提供
- ③ マニュアルに沿ったケアの提供
- ④ 基本的安全確認行為の徹底
- ⑤ 感染防止対策の徹底
- ⑥ レジリエンス力を高め変化する医療環境に対応する
- ⑦ 相手(患者・職員)の立場を尊重し思いやりのある職場風土を作る
(3)看護業務を可視化し質向上への取り組みを行います。
- ① 業務を見直しマニュアルを整備する
- ② 委員会活動・教育活動
- ③ 心理的安全性を高め持続可能な働きやすい職場を目指します
各部署の紹介
4階病棟:一般急性期病床(20床)・結核(30床)
4階病棟は一般急性期病床と結核病床との混合病棟です。結核病床と一般急性期病床は2重扉のインターロック方式と陰圧空調により感染管理を行っています。一般急性期病床病棟では肺炎、間質性肺炎急性増悪や慢性呼吸器疾患に対して人工呼吸器やネーザルハイフローを使用した急性期治療を行っています。医師、薬剤師、リハビリスタッフと協働して看護ケアを行っています。
結核病床は、高齢者や合併症のある患者さんが多く入院されています。入院治療が長期間に及ぶため、安心して治療に専念できるよう精神的な援助と抗結核薬を治療完遂まで服用できるよう看護を行っています。また退院後、地域へ戻られてからも結核薬の内服治療が中断しないように患者さん、ご家族へ服薬指導を行うとともに、地域の保健師と連携して在宅DOTSを推進しています。
5階病棟:一般急性期病棟(50床)
5階病棟は呼吸器疾患を主とする内科、手術を目的とした整形外科・泌尿器科、短期入院の気管支鏡検査などに対応しています。患者さんが不安なく入院生活を送れるよう、安全で安心な看護を提供することを心掛けています。また当院の理念にあるように患者さんと共にチーム医療を行うため医師、栄養士、薬剤師、理学療法士などの多職種と協働し、患者さんの入院生活を支えています。また、退院後の生活を見据え、地域で患者さんを支える医療スタッフとの連携も大切にしています。
6階病棟:地域包括ケア病床(30床)医療療養病床(20床)
6階病棟は地域包括ケア病床・医療療養病床の混合病棟です。地域包括病床では在宅復帰を目指し患者さん、ご家族に寄り添い、多職種協働によるチームでの退院支援を行っています。また医療療養病床では医療依存度の高い患者さんへ、安心安全な療養生活が送れるように看護を提供しています。さらに、自宅で療養している医療処置の必要な患者さん、その患者さんを介護するご家族の介護休息を兼ねたレスパイト入院を積極的に受け入れています。
手術室
手術室は2部屋あり、一つは結核患者さんの手術が行える部屋、もう一つはバイオクリーン手術室で、高い清浄度が必要とされる膝関節や股関節の人工関節置換手術を行っています。手術前後を通して患者さんの不安を取り除き安心して手術が受けられるように取り組んでいます。
外来
外来では3学会合同呼吸療法認定士・抗酸菌症エキスパートナースの指導の下、在宅酸素療法中の患者指導・結核治療中の患者支援を看護外来で行っています。また、外来化学療法室ではがん患者さんの点滴治療やリウマチ患者さんの生物学的製剤治療を行っています。在宅自己注射指導などはリウマチケアナースを中心に業務を行っています。
感染外来エリアは特別な空調システムを採用しており、一般外来とは隔離された空間での診療が可能です。
がん患者さんのケアでは、がん性疼痛看護認定看護師が診察に同席し、治療を受けながらもその人の社会生活が維持できるよう身体や心のつらさに寄り添いながら安心して生活できるように支援を行っています。
訪問看護室
訪問看護室では看護師が患者さんのご自宅に訪問し、その方の病気や障害に応じ在宅療養が行えるように看護を行っています。病状の悪化防止や回復に向けてお手伝いします。当院は呼吸器疾患の患者さんが多く、酸素などの医療機器を使用しながら安心して在宅生活が送れるよう支援しています。また、退院後や外来通院中も病棟や外来と連携し、継続した看護を行えるよう取り組んでいます。訪問看護をご希望の方は、主治医又は看護師にご相談ください。
*主治医が当院以外の場合、訪問看護は行えません。
がん性疼痛緩和認定看護師 内田範子
診断時から終末期に至るまでがんの痛みへの介入のみならず治療に伴う苦痛な症状や気持ちのつらさにも介入し、患者さんに寄り添いながら治療が受けられるよう他職種と協働し支援を行っています。
感染管理認定看護師 松井あかね
院内における患者さん、ご家族、職員など院内にいるすべての人を感染から守るという役割を担っています。また、病院理念に基づき院内のみならず、地域の感染対策の質の向上を目指して社会に貢献します。
看護部教育
(1)看護部教育理念
病院および看護部の理念を基盤とし、職業人として豊かな感性、高い倫理観、専門的知識と技術を習得し、時代のニーズに合った質の高い看護が提供できる人材を育成します。
(2)看護部教育目的
教育理念に沿い自己の役割や責務を果たし自律した看護師を育成する
(3)看護部教育目標
2024年度看護部目標(PDF)
年間教育プログラム
看護部院内研修教育スケジュール(PDF)
看護研究
2023年度看護研究(PDF)
看護部の委員会活動
2023年度看護部委員会(PDF)
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